ブログで調子に乗る人
その昔、神童と呼ばれる少女がいた。
成績優秀スポーツ万能、
作文を書けば表彰され、
陸上大会に出場すれば表彰台に立ち、
物を作れば何ちゃら会館に飾られる。
成績表はオール5。
彼女の将来を期待する周囲の声は大きかった。
私です。
そうです、その子が後の黒髪眼鏡として有名な、
のんちゃんです。
いや、だから本当なんです。本当、なんですって。
今となっては誰も信じてくれませんがね。
その話が本当ならもっと出世してる筈じゃねえの?ってね。
弁護士かオリンピック選手あたりの著名人になってる筈じゃねえの?ってね。
そんなことは私が聞きたいですよ、どこで歯車が狂ったのかをさぁ!
自慢話と昨夜見た夢の話をする女は嫌われると言いますが、
そんな眠たいことを言っていてはブログなんて書けないので
大目に見てやってください。
過去の栄光にすがりつくことしかできない私なんて
可愛いものです。
そんな輝かしい成績表も、たった1項目だけ落としてしまったことがありましてね。
その空気の読めない子が「自分から積極的に発言する」という項目だったことですし、
例え自慢話だったとしても本日は「自分から積極的に発言」しようと思います。
厳密には『オール5』ではなく『オールたいへんよくできました』なのですが、
たいへんよくできました、よくできました、もう少しがんばりましょう、がんばりましょう、
この4段階評価の内、『たいへんよくできました』で6年間綺麗に統一された私の通知票。
6年生の時、そんな私のバージンを奪ったのが
「自分から積極的に発言する」とかいう忌々しい奴でした。1度きりの過ちでした。
先生からの一筆覧にも「答えが分かっていても手を挙げようとしません」と書かれてしまうことは
1度や2度に留まらず、不名誉この上なし。
一見、内気で控えめな子供の印象を与えるやもしれませんが
これが私の小悪魔っちゅうか神秘的なところでしてね、
「答えが分かっていても手を挙げようとしません」の後に続けて
「すぐに調子に乗ってしまうところがあります」と書かれているのです。
え、それってどういうこと・・・?
手も挙げられないほど恥ずかしがり屋なのに調子乗りなの・・・?
「恥ずかしがり」と「調子乗り」なんて両極に位置するんじゃないの?
「水」と「油」みたいに相容れないものなんじゃないの?
ヘルシーな水!ってくらいの形容矛盾じゃないの?
そんな風にお感じになった方はご聡明ですね。私もそう思います。
皆様方におかれましてはご存知の通り、我が家は現在
別々の寝間で就寝しているのですが、それもなかなかオツなものでして
ひとつ屋根の下で遠距離恋愛を楽しんでいる訳ですよ。
つまり、メールです。
同じ家に暮らしながら、夜な夜なメールを交わすのです。
その切なさったら恋空レベル。
新『寝た?』
頼『起きてる。黒ちゃんがイビキかいてる』
新『白は私にぴったりくっついて寝てるよ』
頼『また自慢?』
新『明日何食べたい?』
頼『新が食べたい』
新『なんだか眠れないよ・・』
このほのぼの感、実にハートフル。
微笑ましいですね、ここまでは。
頼『何それ、お誘い?おセックスのお誘い?ねえってば!』
すぐに調子に乗るところが嫌い!
ってね、新にも何度か言われたことがありますが
おそらくこういうところでしょうね。
おそらくって何でしょうね、絶対だっつの。
返信は来ませんでした、言うまでもなく。
子供の頃から変わっていないんだなと痛感すると共に
結局この日記では何を「自分から積極的に発言」すればいいのか分からず終いです。
まして、同じ家に居てもメールし合うんだぜ俺ら!
という仲良し自慢をしたかった訳でもなく、えっと、主旨は何だっけ・・。
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