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千の誓いがいるか、万の誓いが欲しいのか

大きい一軒家を借りて、小さい居酒屋でもしながら

楽しく暮らそう。

4人で集まると、いつもそんな話をしていたね。

現実はそんなに甘くないなんてそんな野暮なこと、

心地よい会話の場では言わないよ。

将来は一緒に暮らそうと言い残し、

桃は某島へ、今度は直ちゃんまでもが東京へ移住してしまった。

寂しさは否めないが

自分は自分のことをしっかり頑張るしかない。

大きくなって、帰っておいで。

 

 

 

週末は久し振りに桃が泊まりに来た。

新と一緒に地元へ帰り、友人の結婚式に参加するのだそう。

頼「相変わらずあんたの発言はいちいち癇に障るな」

桃「好きなくせに。笑」

新「ほんとだよ、大好きなくせにさ」

頼「・・・」

この家に招くということは、つまりそういうことなので否定はしない。

心の底から苛々するような人間と付き合えるほど

私は心が広くない。

桃「・・・(ブッー!!!!)」

平気で何発も屁を放つ女と付き合えるほど

私は心が広くない。

桃「出たよー!」

頼「出す前に言え」

そんな屁こき女と韓国料理を堪能し、

夜は韓国映画を観ながら酒を呑み呑み話をする。

新は映画だと30分ももたない、おやすみなさい。

 

 

 

翌日は目が覚めると既に2人共居なかった。

新のやつ、実家に帰る時は必ず書いていく置き手紙を

書かずに出発しよった。

後で文句のメールでも入れよう。

洗濯物を畳んで掃除機をかけ、布団を干して猫トイレを洗い

布という布をコロコロしまくって家事終了。

置き手紙が無いから仕事が随分少ないな。

のんびり「ベルサイユのばら」を読み返すことにする。

宝塚のイメージが強くて敬遠してきたのだが

こんなにも歴史色が濃くて面白いものだと知っていれば

もっと早く知っておきたかった。

もっと早くアンドレに出会いたかった。

触発されたので今日は「マリー・アントワネット」を借りに行こう。

新が帰ってくるので一緒に観よう、

たぶん30分ももたないだろうけど。

今夜は・・・お前と契りたい。

 

 

 

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〜「おばあちゃんの家」あらすじ〜

母親に連れられて、ソウルから田舎に住むおばあちゃんの家に来た少年サンウ。

読み書きができないおばあちゃんとうまくコミュニケーションがとれず、

また不自由な田舎の生活に苛立つサンウだったが、どんなワガママに振る舞っても怒らず、

サンウのために一生懸命のおばあちゃんのやさしさに、彼も心を開いていく。

ゆったりとした田舎の時間、みんなが家族と言わんばかりの親切な田舎の人々、

そして語らなくても十分に伝わるおばあちゃんの深い愛情が、心にジンワリ染みわたる。

 

 

 

これはおばあちゃん子の涙腺を破壊する作品であろうな。

何が凄いって、おばあちゃん役が素人だということ。

金をかけなくても良い映画は撮れる。

思ったよりも淡白だった印象。

初めて観た時は涙が止まらなかったが

歳と共に視点が変わってしまったらしい。

前半はとにかく子供が苛々して仕方ない。

私だったらぶっ飛ばしているであろう我が儘っぷり。

しかし次第に心を通じ合わせ、おばあちゃんの愛情に応えようとするサンウ。

おばあちゃんのジェスチャーの意味に気付いた時

グッとくるものがあります。

ケンタッキー、乾電池、新しい靴、トイレ、糸通し、バス・・・

全てのエピソードが優しくストーリーを運ぶ。

ラストが秀逸。

 

 

 

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書き散らし」カテゴリの記事

コメント

大切なお友達が旅立っていくのはさびしいですね。
私はどちらというと旅立つ側だったので、そのさびしさは
そんなに知らないんです。
でも、お友達がいつでも帰ってこれる居場所になるのもいいですね。

DVDを見て、30分ももたない新さんに萌えを感じてしまいましたw

投稿: くまんぷ | 2011年4月18日 (月) 22時14分

頼さん、はじめまして。
随分と前から、拝見させていただいております。

おばあちゃんこの私には、頼さんのレビューで涙腺ゆるゆるです。
近いうちレンタルしてこようと思いました。
またひっそりこっそり、拝見させていただきます。

ひなぎく

投稿: ひなぎく | 2011年4月19日 (火) 17時06分

>くまんぷさん
残される側は寂しいものですよ。
どんなに大作でも、どんなに話題の映画でも
15分、もって30分といったところです。
寝顔は可愛いですが萌えません、どうかしてます。笑

>ひなぎくさん
初めまして、有難うございます。
観る前からそんな感じでは、
えらいことになるかも知れませんね。笑
前半は忍耐力が必要ですが
ラストの感動の為に、ひたすら我慢ですよ。笑

投稿: 頼 | 2011年4月21日 (木) 12時46分

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